疥癬の症状




疥癬の症状には2種類あります。

まず、体に寄生するダニは同じヒゼンダニです。通常疥癬と角化型疥癬の2種類があり、種類の違いは寄生する数です。通常疥癬は重症の場合でも1000匹程度寄生します。角化型疥癬の場合は少ない人で100万〜200万、多い人では500万〜1000万匹が体に寄生するのです。

通常疥癬の症状はかなり強いかゆみを伴い、発疹の皮膚症状があります。比較的感染力が弱いですが、免疫力が特別低下していなくても発症します。感染後、約1ヶ月の潜伏期間を経て発症します。通常疥癬は、頭部以外の全身に症状がでます。その症状は、部位により異なります。丘疹という硬く盛り上がった状態の発疹は、腹部・胸部・脇、太ももに多く見られます。結節は丘疹と同じく硬く盛り上がった状態ですが、丘疹よりも深いです。これは、外陰部や脇、肘などに症状がでます。

角化型疥癬の症状は激しいかゆみを感じる場合とまったく感じない場合があります。感染力が強く、特に免疫力が低下している人に多く発症します。高齢者や重症感染症にかかっている人、ステロイド剤などを投与している人は注意が必要です。そのため、通常疥癬にかかっていた人が角化型疥癬に変わる事もあるのです。角化型疥癬は、部位構わず全身に症状がでます。体の骨ばったところや摩擦を受けやすい部分に増殖して、白い粉が吹いたような垢がつきます。症状は爪のみにでる場合もあります。爪疥癬は診断が難しく、治療が遅れる事が多いです。

(C) 2010 皮膚のかゆみ 疥癬の治療法(かいせんの治療法)